整体は筋肉をほぐすだけじゃない！究極のマインドフルネス装置で自己探究的な時間が作れる！

身体のどこも凝っていない、しんどくないのに
マッサージを受けにいく。

Voicy「学びの引き出しはるラジオ」のパーソナリティーの尾石晴さんをご存知ですか？
この方は書籍も出されており、ヨガもされていて
このVoicyラジオで興味深い発信をいつもされています。
女性なのにすごく論理的でうまく感情をコントロールしている印象が強く、お話しが非常に面白いです。

この方がある日のVoicyで発信されていたことが
なるほどなーって強く感心して、思わずブログに書いておきたいと思いました。

晴さん、以前はストレスなどもあり、肩こりなどひどく筋肉が凝っていたので
よくマッサージに行かれていたそうです。
しかし、ヨガをされるようになってからは筋肉の凝りがなくなり、
マッサージには行かなくなったそう。

でもまた最近、身体がどこも凝ってもないのにマッサージに行くとおっしゃっていました。

それは、マッサージが究極のマインドフルネスになるという考えから。

なぜ、施術がそんな効果をもたらしてくれるのか？
そのことについて書いていきます。

施術中はマインドフルネスになれる

映画館を例えに出すと、すごく分かりやすいです。

スマホを操作できない、おしゃべりできない、
暗い中でスクリーンに集中するしかない環境で
映画に集中することは「究極のマインドフルネス」になります。

マインドフルネスとは

「今この瞬間に意識を集中させること」を指します。
普段、人間の心は、過去の出来事や未来の心配ごとにとらわれがちです。
マインドフルネスはそれを手放して、現在の瞬間に意識を向けることです。

簡単に言うと

• 注意を集中：現在の瞬間に注意を向け、今感じていることや体の感覚を意識する。
• 批判をしない：自分の思考や感情に対して評価や判断をせず、ただ受け入れる。
• 呼吸や瞑想：呼吸に意識を向けることで、心を落ち着かせ、リラックスする。

マインドフルネスは、
ストレス軽減、集中力向上、感情の調整など、多くの心理的・身体的な効果が期待されます。

ストレス社会と言われる現代において
日常生活に取り入れて、心の健康を維持する方法として広く利用されています。

映画館では、周りからの情報をシャットダウンして、映画に集中することでマインドフルネス状態を作り出せます。

この状態が
マッサージや整体施術でも作り出せる事ができるのです。
映画を観ているよりも、マインドフルネス状態は、強く出せるかもしれません。

意識は施術に注目するしかない

整体施術やマッサージは、体の疲れの緩和ではなくマインドフルネス状態を作り出せます。

スマホは見れないし、目を閉じ視界を閉ざされてるし、
目を瞑ればモノが見えないので、目からの情報がまずシャットアウトされます。
そして
施術中に会話をしなければ、
喋らなければ音も少ない、会話に集中しない環境。
そこで自分自身、すごく内省できるんです。

頭の中で、何もしないボーッとしてる状態の時は
脳が情報を処理している「デフォルトモードネットワーク」になります。

デフォルトモードネットワーク（DMN）とは

特に何か具体的なことを考えたり、行動したりしていない時、
つまりぼーっとしている時に活発になる脳のネットワークのことです。

• 自己参照的な思考：過去の出来事を振り返ったり、未来のことを想像したり、自分自身について考えたりする。
• 創造性：新しいアイデアを思いついたり、問題解決に役立つひらめきを得たりする。
• 社会的な認知：他人の気持ちや意図を理解し、共感する。
• 記憶の統合：過去の経験を整理し、新しい情報と結びつける。

 

内省とは

内省とは、自分の内面に向き合い、自分の感情、思考、行動を深く考えることを指します。
自己反省や自己洞察とも言われます。
自分の経験や行動を振り返り、それをもとに自己理解を深め、成長することを目指せます。

• 自己理解：自分の感情や行動を理解し、自分をより深く知ることができる。
• 自己改善：自分の行動や態度について考え、改善する点を見つけて自己成長に努める。
• 感情の調整：自分の感情に気づき、それを適切に調整する能力が高い。
• 慎重な判断：物事を深く考えてから行動するため、判断が慎重である。

内省的な姿勢は、日常生活や仕事、人間関係において非常に有益です。

現代人は「ボーとしている時間」が失われています。
手元にスマホがあったり、テレビやネット、いろんなところから情報が流れてくる状態に常に晒されています。

「ボーッとする時間」がないのです。

映画だと、耳や目から情報が入ってきますが、
喋らないマッサージ、整体施術だと
頭の中がボーとでき、自分の思考ができるのです。

脳の中で、ゆったりと考えながら「情報を処理できる時間」を作り出せることができます。

 

身体をほぐし、筋肉を緩める以外に得られる効果

施術を受けることで、得られるマインドフルネス要素が何点かあります。

足裏押されてるとか、背中触られてるとか、ここの筋肉が硬いなとか
ここは痛気持ちいいな、とか、
体の感覚に集中します。
次はどこをアプローチするのか、などもそうです。

「イマココ」に集中できるので、マインドフルネス状態になり、瞑想ができます。

整体を受けた後にスッキリする感覚は、筋肉の緊張が弛むだけじゃなく、
こういった脳の状態が良くなる部分もすごく大きいのです。

さらには
整体ではなくても、誰かに身体を触ってもらうと血流が良くなります。
血液の流れが生まれると、身体の緊張がほぐれるのでリラックスできます。

リラックスしてると脳の中で
いろんな考えやアイデアが浮かんでくるようになります。

外から”雪崩のように入ってくる情報に左右される事が無い”のです。

また、
リラックス状態でマッサージされるのは、ストレスの軽減にもなります。

筋肉がほぐれ、血流が良くなると、
不安定な身体が、しっかり安定してくるので
ストレスが緩和して、抱えていた心の重さ、身体の重さも緩和されるのです。

人間は、目を閉じてリラックスしてる状態だと
頭の中で内省的になり、自分を振り返る考えができるのです。

晴さんは、
１時間近くマッサージされてる時は、
ずっーと”今日の晩御飯何にしよう”とか考えないでしょ？
って言ってたました。
確かにそうでうよね。笑

ボーッとリラックスできてる時は
頭の中で気に掛かってることや、ぼんやり浮かんでいることをずっとぐるぐる考えてて、次の考えに移っていくのです。
「想念が移り変わっていくこと」を客観的に観察できる、すごい時間なんです。

自分の心が、今、何を考えているのか
心の状態を見れるのです。

普段見落としがちな感情などにも、目を向ける事ができます。

まさに「自己探究的な時間」になるのです。

マッサージや整体で、身体をほぐすんじゃなくて

• ・脳を休めたい
• ・内省の時間を取りたい
• ・ただボーッとしたい時

カフェとかじゃこれができない人（仕事したりスマホ見たり本読んだり）は、
マッサージや癒せる施術の整体がおすすめです。

常に忙しくなってしまう人は、
マッサージだと何もできないので、
自分に集中できるイマココな時間、マインドフルネスで自己探究的な時間
がマッサージで作れるからおすすめです。

頭を空っぽにして、ボーッと過ぎゆく自分の考えを見送る事がなかなかできてない人や
そういった時間を作れていないと感じる人は

誰かにマッサージされて身体の緊張がほぐれると
ココロの緊張もほぐれるので
時間を作ってぜひ施術を受けに行ってみてください。

整体じゃなくても、もちろん構いません。

おしゃべりしてスッキリする施術も良いですが
静かに施術を受けると
こういったマインドフルネスの状態になれるということを
ぜひ知っておいて欲しいです。

最後に

晴さんのこの回の放送を聴いた人のコメント欄を読むと、
最近、整う人が多い「サウナ」も、こういった状態に似てるかもしれません。（テレビ等ないところ）
と、書いてありました。

サウナの中でジッと肌で灼熱を感じ、そのあとは冷水、休憩時間にホメオスタシス（体温心拍を通常に戻す）を感じ、頭がぐわんぐわんするそうです。
この“身体感覚に集中する時間”が大きなポイントですよね。

さらには
「まつ毛エクステ」でも、施術中は仰向けで目を瞑り、デジタルデトックスができるようです。
身体の状態に集中して瞑想状態になれるので、これに似ていますね。

その他、「歯科点検」や「歯のクリーニング中」もそれを感じるという意見もありました。
「ヨガ」や「ピラティス」なんかもそうかも知れません。

あかり整体院では
基本的には身体の不調を改善する施術を行なっているので
特に初めて来院された方には、いろいろと問診を含めて身体のことを聞きます。

もちろんずっと聞きまくっているわけでは無いですし、
おしゃべりできる時はそのように施術します。

その逆で、会話を望まない場合はそのように施術いたします。

もし、上記に述べたマインドフルネス状態で施術を受けたい場合は
それをお伝えしていただければ、
マインドフルネスに突入できる環境づくりを行います。

「マインドフルネスコース」
とか、
「デフォルトモードネットワークコース」

そんな施術コースがあってもおもしろいですね！

身体は全然大丈夫だけど、頭を空っぽにしたいって時は
このコースを選んでみてください！
（まだ無いけどw）