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ストレッチをスポーツ整体の施術に入れない理由を解説

スポーツ整体

って謳っているとたまに言われることが

「ストレッチをするんですか?」

と聞かれます。

” スポーツ = ストレッチ “
こういうイメージをされている方は多いのだなと実感します。

でも、あかり整体院では施術にストレッチを入れていません。

整体院に来ている方で、ストレッチされてるように感じる方がいらっしゃるかもしれませんが
それはストレッチではなく、
動きの確認と、筋肉の反応を見ていたり、神経と筋肉の連携を良くする施術です。ストレッチではないのです。

では、なぜ施術にストレッチをしないのか?

その理由を3つに分けて解説していきます。

理由 ①
ストレッチで筋肉は柔らかくならない?


僕は小学生から社会人野球までずっと野球をしてきましたが、
大学生の時にはストレッチを盲信していました。めっちゃやってました。笑

ストレッチをしっかりやっておけば筋肉を柔らかくできて、ケガしない身体になり、高いパフォーマンスを出せるんじゃないか。
そう思って、ストレッチは入念に行なっていました。

しかし、結果は、、、、
怪我も多く、パフォーマンスも高く満足のいくプレーはできませんでした。
なぜかパワーが出ない、体感できない状態でした。

ちょっと遅いとは思いますが、現在は、いろんなストレッチの研究が進んでます。(まだハッキリしないことは多いです)

最新の研究では、ストレッチで劇的に筋肉を柔らかくすることは難しいことが分かっています。

運動前にスタティックストレッチ(静的:ゆっくりじわっと伸ばす)を行なうと、筋力が2、3割落ちてしまうのです。
たまにこれは聞くことがあるかも知れません。
でもすぐにジョグなどで身体を動かせば筋力はすぐに戻ってきます。これは明らかになっています。

さらに分かっている事は、
ストレッチをして可動域が増えて関節が動くようになりますが、実は筋肉や腱が伸ばされている時の「痛みの感覚」が軽減されているだけ、なんです。
大きく伸ばせるようになったのは、ガマン強くなって可動域が増えているのです。

また、「高齢者になれば筋肉が硬くなる」というイメージを持っている方がほとんどでしょう。

でも、実は、若者と比べても高齢者の筋肉の硬さはそんなに変わらないのです。
むしろ、筋肉は少し気が抜けた感じでフニャッとなってるのです。

歳を重ねて関節が硬くなっていくのは、「痛みの感受性が高くなっている」からなのです。
痛みが感じやすくなってくるから動きが小さくなってしまうのです。

などといったことが、少しずつ研究で分かってきました。

僕もストレッチは気持ちが良くて、すごく信じて行なっていましたが、
ストレッチしてるのにパフォーマンスが落ち、ケガが少なくならなかったのはずっと疑問でした。

ストレッチ専門店で全身ガッツリ伸ばしてもらうとすごく気持ち良いのですが、その後必ず「腰が抜けそう(ぎっくり腰になりそう)」になっていました。筋力が一時的に落ちてしまって、身体のバランスが崩れちゃってたのでしょうね。

自分ひとりで行なうストレッチよりも、ストレッチをやってもらった方が、楽に伸ばせるし、いろんな部位をしっかり伸ばすことができて良いのですが、それで良い結果が出ない場合は、方法を変えなくてはいけません。

僕が大阪で整体の修行中など、以前はストレッチを加えた施術を行なっていた時もありました。
でもやっぱり得られる効果が感じられなかったことが多かったです。

ストレッチを行なった直後は柔らかく感じますが、すぐに元の硬さに戻ってしまうのは、もう研究で明らかになっています。

僕が施術で体感していた感覚は、こういった研究で納得できるものになったのです。

筋肉が柔らかく感じて、身体が動かしやすくなっても、またすぐに硬さが戻ってしまうのであれば、その施術に費やした時間がもったいなくなってしまうのです。
ならば、もっと効率の良い方法を施術に取り入れなければイケマセン。

 

理由②
ストレッチは自分でできる


ストレッチは自分自身でできます。

もちろん誰かに手伝ってもらった方が、いろんな部位を細かく、かつ楽にアプローチできて、気持ちがイイです。
やってもらえるのであれば、それは全然悪いことではないです。
寝る間にそういうストレッチができると、リラックスした状態で眠れますので、質の良い睡眠になります。

ストレッチは自身で行ない、その時の自分の身体の状態をチェックすることができます。
どこが硬くなっているか、どの部位の動きがおかしいかなど。
そういうところが分かるようになると、自分でのメンテナンスがしやすくなります。

また自分の身体と向き合うためのすごく良い時間になります。

ストレッチをやってもらっていると、自分の身体と向き合う意識が弱くなってしまうのかなと感じます。
それはどこをどう動かして伸ばしているか意識しなくても自動的にやってもらえるからです。
相当意識すればまた違うとは思いますが。

「コンディションを知るためのストレッチ」は施術で行なうよりも、自分自身で行なった方が効果が出てくると思うのです。

でも、ただストレッチをダラダラ形だけやっててもケガは防げません。
しっかり筋肉や動きを意識して行なうことで、その時のコンディションが分かり、ケガの予防につながるのです。

そうやって自分の身体の状態を判断できるから、ストレッチはできるだけ自分で行なった方が良いと考えるのです。

 

理由③
施術にストレッチを入れると価値がなくなる


ストレッチの価値が無いって言いたいのではありません。

前述したように、
ストレッチではすぐ直後には動きやすくなりますが、それは本質的に筋肉が柔らかくなっているわけではなく、一時的なものなので、それを継続しないと、本当に柔らかくなっていきません。

1回だけではすぐに元の硬さに戻ってしまうストレッチでは、筋肉の硬さを取るというコンセプトでやってると、やはり施術としての価値を感じることができません。

一回の整体施術で楽になったものの、その状態を長くキープさせなくてはいけません。
もちろん1回で全て良くなるわけではなく、ストレッチなしの施術でも何度か継続しないと根本解決にはなりません。
特に慢性的な症状であれば、なかなか1回で解決できるほど簡単なものではないのです。

そうなると、なおさらストレッチで根本原因を解決できないので、
もっと効率の良い手技を取り入れて、整体の施術を行なうのです。

ストレッチでもリラクゼーションを高めて、リラックスできれば、筋肉の緊張は取れていくと思います。
でももっと効果の高い施術を行ない、硬い筋肉をゆるめて、使えていない筋肉を働かせて、筋肉のパフォーマンスを上げていきます。

貴重な時間は、有効な使い方をしなくてはイケナイと考えています。

セルフメンテナンスとしてのケアのひとつとして、ストレッチ方法の指導はしています。
身体のどの部位を意識してストレッチすれば良いかは、お伝えしています。

 

ストレッチは自分でどう行なうのが良いの?


ストレッチは、一部位につき、120秒行なうと筋肉が柔らかくなります。
「120秒は2分」と、とても長く感じられるかも知れません。

でもこれ、1日に4回に分けて30秒ずつでも良いのです。
1日トータル120秒にすることで効果が出てきます。

30秒ずつなら4つの部位を行なっても2分。
これなら1日4回できそうな気にならないですか?

もちろん時間があるなら一気に120秒やってしまうのでもオッケーです。
60秒を2回に分けるのでもオッケー。

でも、これ、1日だけやっても筋肉の柔らかさは定着しません。
すぐに元の硬さに戻ってしまいます。

継続しないとダメなんです。泣

で、これをどのくらい継続すれば良いのかと言うと

「 120秒 x 週3回以上 」

このくらい行うと筋肉は柔らかくなっていくのです。

さらには、ちょっと痛いのを我慢して行なった方が、柔らかくなります。
でも無理はしないで。

ストレッチって、
行なうことでリラクゼーション効果も得られるし、その直後は血流も良くなってるし、痛みの感覚も穏やかになってくれます。

血流に関して少し補足をすると、
ストレッチ中は血流が悪くなってるけど、ストレッチ直後は圧迫されてた血管が一気に”開放される勢い”で、血流が良くなります。
で、しばらくすると元に戻ります。
ですので動脈硬化にはストレッチは効果があります。

でもそれでも、有酸素運動などで身体を動かした方が手っ取り早いのは確かなんです…。

 

ストレッチ研究で分かっている事


ストレッチで筋肉を柔らかくしなくても、動かすだけで筋肉は柔らかくなる。
そんな事実があります。

さらには
ストレッチで、身体が痩せたり細くなったりはしないです。

そして、ストレッチで疲労は回復しません。
でも「疲労感」は回復します。

筋肉痛については
運動前後にストレッチしても、筋肉痛の予防、筋力の回復には効果がありません。
ただ、痛みや疲労感の感覚は軽くさせられます。
筋肉痛になってしまうのは、運動不足か、はたまた頑張りすぎた結果です。

実は、
関節の柔らかさはスポーツのパフォーマンスに影響しないのです。
むしろ硬いほうがパフォーマンスが高いというデータもあります。

あのイチローも、もともと身体は硬いですし、硬い方が「バネがある」ともよく言われています。
これも確かな研究結果があるわけではありませんが。

カラダはまず筋肉が硬くなり、
そして、靭帯、関節と硬くなっていくものです。
動きが悪いとどこかに負担がかかり、痛くなったりしてしまうことは自然なことです。

筋肉を柔らかくするという目的において、
ストレッチは運動をしている人にとっては、正直、必要ではないのです。

身体の状態を認識し、筋肉に刺激を入れて、脱力する状態を作り、動きに繋げるのであれば大切なツールではあります。

 

まとめ

整体院ではなぜストレッチを施さないか、
また、現在ストレッチで分かっていることを解説しました。

ストレッチでは、筋肉はすぐに柔らかくならなく、継続しないと意味がないのです。

自分で行なった方が、怪我の予防に効果的です。

コスパを考えると、ストレッチを施術に入れない方が良い、という答えになるからです。

決してストレッチが悪いと言ってるわけではないです。
ストレッチの使い分けをうまくやっていきましょう。ということなのです。

スポーツ整体=ストレッチ施術
ではないという事を知っておいてほしいです。

 

 

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あかり整体院 [カラダメンテ]

「筋肉」の大切さを考え、効果の高いスポーツ整体でカラダメンテナンスを提供します。身体の事でわからないことがあれば、お気軽にお声がけください。

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