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肉離れが太ももの裏に起きやすい理由と原因。

「肉離れ」
スポーツにおいてはスゴく多い怪我。

肉離れの瞬間の痛みってのは
太ももに何かの物体が猛烈な勢いでぶつかってきたような感覚になります。

当然、ものすごくイタいです。

あのWBCでの村田選手の肉離れもかなり痛そうでした。

肉離れは
この太ももの裏(ハムストリングス)によく起きますが
同じ太ももの前側や内側、
ふくらはぎや背中にも起こるケースがあります。

しかし
太ももの裏のハムストリングスという筋肉に
なぜ肉離れが起こりやすいのか?

それについて解説していきます。

太もものハムストリングスに肉離れが起こる理由。

肉離れハムストリングス
太ももの裏(ハムストリングス)の特徴

ハムストリングスという筋肉は
大腿二頭筋
半腱様筋
半膜様筋

この筋肉の総称のこと。

太ももの前側にある、
大腿四頭筋という筋肉と非常に関わりの深い筋肉なのです。

ハムストリングスは大きな筋肉ではありますが
パワーを出すと言うよりは
伸び縮みをするのに非常に適している
構造になっています。

ハムストリングスの断面積あたりの筋力は小さく
大腿四頭筋とは大きく違っています。

これらの筋肉が同じ太さだとしても
ハムストリングスが出せる筋力は
大腿四頭筋の半分ぐらいしか出ないのです。

アスリートではない一般人の場合、
大腿四頭筋とハムストリングスの太さは同じぐらいか
大腿四頭筋の方が少し太いぐらいです。

太ももの前と後ろの筋肉が同じぐらいの太さだと
強いジャンプやスプリント能力を出すのが
ムズカしくなってくるのです。

これは膝を曲げるチカラが弱いために起こります。

ジャンプ系の競技や
スプリンターの選手では
これを補うために
ハムストリングスの筋肉を発達させることで
大腿四頭筋よりも太くなる傾向にあります。

「伸張性収縮」は損傷しやすい。

ここからはチョット難しいお話になりますが…

ジャンプやスプリント(走る)というのは
「スクワット動作」に近い動きです。

この時に
大きな仕事をしているのは主に大腿四頭筋。

ヒザが伸びていく過程で
ハムストリングスは伸張性収縮を行なっています

伸張性収縮というのは
「筋肉が伸ばされながら力を発揮している状態」
です。

これは
筋肉がその動きに対してブレーキをかけるために行なわれる収縮

スクワットでの動きでは
ハムストリングスは下から上に持ち上げる動作で
伸ばされながらも
重量に負けないでヒザを伸ばしていこうと収縮している状態。

ちょっとややこしいですね。笑

チカラを発揮しながらも
一気に引きのばされないようにジワジワ耐えているのです。

実は
この伸張性収縮の時は
ケガを起こしやすい状態
なのです。

走っている時にハムストリングスが肉離れを起こすのは
こういった筋肉の構造的な違いが起因しているのです。

大腿四頭筋と拮抗しているハムストリングスが
大腿四頭筋の筋力に負けてしまい
前後のバランスが崩れて
ハムストリングスに伸張性収縮の負荷が大きく加わってしまう
のです。

ハムストリングスを充分に鍛えてあっても
疲労などで大腿四頭筋とのバランスが悪ければ
それも肉離れになる原因にもなりうるのです。

なぜ
太ももの裏に肉離れが起きやすいのかを
簡単に言ってしまえば

太ももの前の筋肉と
後ろの筋肉の「バランスが悪くなっている」ということ。

なのです。

肉離れを防ぐために。

By: Jeff Kramer

アスリートが起こす肉離れは
その筋力の発達がゆえに起こるアンバランスであったりします。

運動を普段行なっていない人が
急にカラダを動かして起こしてしまう肉離れは
筋肉の筋力不足や
柔軟性の低下が大きな要因で起こります。

柔軟性がないと
もともと筋力が強くないハムストリングスが
しっかりとした筋出力がなされずに
強い大腿四頭筋や他の筋肉に負けてしまうこと
になるのです。

ハムストリングスの筋肉を鍛えて強くしておくことも大切ですが
普段から
柔軟性を高めておく意識を持ってケアしなければいけません。

ハムストリングスは腰痛にも大きく関係している筋肉。

柔軟性を高めておけば
筋肉の血行も促されて疲労も抜けやすく
筋肉が酸欠状態にならないようにしてくれます。

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あかり整体院 [カラダメンテ]

「筋肉」の大切さを考え、効果の高いスポーツ整体でカラダメンテナンスを提供します。身体の事でわからないことがあれば、お気軽にお声がけください。

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