ストレッチとマッサージ組み合わせで効果倍増!!筋肉柔らかく
「マッサージ」っていうことば。
正確には
マッサージ師さんしか使ってはいけないコトバなんです。
しかし、
これだけマッサージというコトバが一般化していて
他に分かりやすく伝わる表現がないので
今回はこの「マッサージ」を使わさせていただきます。
マッサージとは
手などを使って直接筋肉をゆるめていく手法。
よく、
強くマッサージするとダメ!
余計に筋肉が硬くなる!
とか言う人達がいますが
それは大きく間違っているのです。
ちゃんとしたやり方で行えば
カッチカチに固まった筋肉をゆるめるには
刺激量が多いマッサージをはじめとする
手技療法には
即効性があって、
ちゃんと「持続する事」も分かっています。
マッサージなどの手法を批判する理由としてはいろいろありますが
ここではそーいった事の記事ではないので書きません。笑
ストレッチに関しては
このサイトでもコラムとして書いていますが
筋肉を柔らかくする以外にも、
いろいろな効果があるのです。
マッサージとストレッチの組み合わせで
筋肉をさらにやわらかくすることは
カンタンにイメージがつくと思います。
「痛みの原因はほとんどが筋肉から発生する」
という考えではこの
「筋肉を効果的に柔らかくする方法」
は避けて通れません。
ぜひ取り組んでいただきたいので解説していきます。
[もくじ]
筋肉ゆるゆる、マッサージとストレッチ。
ストレッチとマッサージの効果は
あとで述べていきますが
このふたつの組み合わせで
筋肉を柔らかくする効果を高めていきます。
ますは順番ですが
マッサージを行なってからストレッチを行ないます。
マッサージ→ストレッチ
さらに良いのは
マッサージを行なう前に
筋肉は温めておいた方がいい
ということです。
シャワーやお風呂に入ったり
ホットタオルなどでマッサージする部分を温めておきます。
筋肉がリラックス状態になって
さらにゆるみやすくなります。
マッサージは
他人にやってもらうのが一番いいのですが
「セルフマッサージ」といって
自分自身でもマッサージはできます。
ふくらはぎなどは比較的自分でもマッサージしやすいです。
背中や腰や臀部(おしり)などは
テニスボールなどを使って
仰向けに寝て体重をボールに預けるようにします。
そして筋肉がマッサージで柔らかくなり
血流が良くなって筋肉の温度を上げてくれます。
筋肉の温度「筋温」が高い方が
ストレッチでは
さらに筋肉が伸びやすくなるのです。
ストレッチでしっかり伸ばしたり縮めたりすることで
筋肉だけではなく
筋膜・腱・靭帯などの軟部組織にも効いてきます。
マッサージの後にストレッチを行なう事で
もっと効率的に筋肉をゆるめていくことができるのです。
ストレッチとマッサージの違い。
なんとなくはお分かりだと思いますが
ストレッチとマッサージは違うものです。
ストレッチは主に、
筋紡錘や腱紡錘という
筋肉についているセンサーに働きかけることになります。
このセンサーが、
筋肉を伸び縮みさせないという指令を
脊髄に送っているのです。
ストレッチは
このセンサーの異常な働きを抑えることができます。
対するマッサージは
直接凝りやシコリにアプローチして
筋肉内の血液やリンパの循環を良くしていき
柔らかくさせる効果があります。
もう少し細かく見ていきましょう。
ストレッチの効果
筋肉の活動は「運動神経」によって支配されています。
硬くなった筋肉を
支配している運動神経(α運動ニューロン)は
興奮した状態がずっと続いています。
そんな筋肉を伸ばしていくと
先ほど書いた筋紡錘や腱紡錘が反応してしまい
「これ以上、伸ばされる筋肉に抵抗してると筋肉が切れちゃう!」
というSOSを脊髄に伝えます。
この連絡を受けた脊髄は
筋肉を支配しているα運動ニューロンに
「ムダな抵抗をやめなさい!」
と指示します。
この指令によって筋肉が伸びやすくなるのです。
ストレッチでは
こういった伝達システムを利用して
筋肉を柔らかくする効果があるのです。
PNFストレッチというのもあるのですが
これは逆に筋肉の「収縮」を利用して
筋肉を「弛緩」させるテクニックになりますが
ココでは割愛します。
マッサージの効果
先ほど、
「マッサージでは良くならない」
といった声があると書きましたが
正しいやり方、刺激の方法で
効果が大きく変わってくるものです。
ちゃんとした方法であれば
筋肉はびっくりするぐらい柔らかくなって
その効果が持続することにもなり
さらにはマッサージを受けた際に
「気持ちよさという満足感」も得られるようになります。
マッサージでじんわり感じる「イタギモ」
イタギモという
いわゆる「痛気持ち良い」という刺激量が
かなりの筋肉弛緩作用に働きます。
そのイタギモさで
脳内でモルヒネが出て
痛みの感覚を麻痺させます。
痛みを感じるほどの刺激で
患部に軽い炎症反応が起きると
免疫機能が働き出して
「炎症を鎮めよう」とさせます。
この炎症が治る「プロセス」で
痛みの原因となる
凝りや繊維質の癒着がリセットされるのです。
このプロセスもかなり大事なコト。
刺激量が多すぎてもいけません。
好転反応とはまさにそれのことで
軟部組織にそのプロセスが発生しているのです。
正しいマッサージで
刺激量を間違わなければ
ちゃんと筋肉は柔らかくなってくるのです。
セルフマッサージであれば
このイタギモの範囲でストップさせます。
刺激が緩すぎ(弱すぎ)ては
筋肉が柔らかくなる効果は低くなってしまうのです。
時間はかかるがカラダが喜ぶ。
「ストレッチとマッサージの組み合わせ」
を行なうには
かなりの時間を要してしまいます。
マッサージを行なってからストレッチを
すぐに行なえればイチバンいいのですが
時間がなければ、
時間をおいて行なってもいいのです。
とにかく筋肉に
「柔らかい状態」
を覚えさせる事が重要です。
筋肉が勘違いしてしまい、
その「硬い状態が普通」だと
思わせてはいけないのです。
「柔らかい筋肉が本当の普通の状態」
ということを
ちゃんと筋肉に理解させるのです。
マッサージやストレッチは
その作業になってくるのです。
時間はかかってしまいますが
その分、きっと
カラダは喜んでくれるでしょう。
今後のカラダのことを考えると
こういったメンテナンスはしっかりと行なった方が
後悔しないで済みます。
理解してちゃんと行なっていきたいものです。
チワワもマッサージされると気持ちイイ☆
コメント ( 2 )
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セラピストをしている者ですが、私が感じているマッサージの効果と大変似ていて、感銘を受けました。私の働いているお店のブログでこの記事をシェアさせていただいてもよろしいでしょうか?
駒居さま
コメントありがとうございます!
感銘を受けられたこと、嬉しく思います!
ぜひブログのシェアをお願いいたします。
シェアされましたらブログを教えていただけると助かります。
コチラもご感想の内容が気になります。笑
よろしくお願いいたします!