偏頭痛の治し方はまず原因のストレスを軽減!肥満はリスクが高いんです
偏頭痛は
片頭痛とも呼んでいて
漢字はどちらを使っても良いのです。
このフレーズの違いは「漢字」だけです。
医学会用語では「片頭痛」
辞書においては「偏頭痛」
を多用しています。
[もくじ]
偏頭痛の症状
そんな漢字のことよりも
偏頭痛のその症状をどうにかしたいって話ですが…
偏頭痛はその名前通りに
頭の片側に頭痛が起こりやすいものです。
しかし、
頭痛が両側に起こることもあります。
偏頭痛の症状の特徴は…
- ・脈を打つようにズキンズキンと痛む
- ・吐き気や嘔吐(おうと)してしまうことが多い
- ・光や音に過敏になってしまう
- ・身体を動かすと頭痛が悪化する
というものがあります。
偏頭痛の症状は、
短くて2~3時間の間の痛みがあります。
また長くなる場合は3日ほど続いてしまうので
普段の日常生活にも支障をきたす事になり兼ねません。
鎮痛剤服用で症状悪化!?
とりあえず
偏頭痛の痛みだけは何とかしたいと考えがちです。
ある神経内科の教授は
「最近は病態の解明が進み、脳を包んでいる硬膜に分布している血管が炎症を起こして痛みを発することが分かっています。この炎症を抑えるのに、セロトニンという神経伝達物質の働きを助けるトリプタン系の薬が有効です」
と話していました。
しかし、
トリプタン系薬は
片頭痛の画期的な治療薬ではあるのですが
市販のトリプタン系の鎮痛薬に頼ることになると
服用のタイミングによっては
症状が悪化することにもなってしまうそうです。
偏頭痛の前兆がある時には
どうしても早めに服用しがちです。
このトリプタン系の薬は
痛みが出てから飲まないと効果はないそうです。
またその逆で
偏頭痛の痛みが出てしまっていて
その様子を見ているうちに
鎮痛剤の服用が遅れてしまって効いてこない
というケースもあるのだそう。
偏頭痛の原因は?
偏頭痛の原因は
いまのところ完全には解明されていません。
原因として
- ・光や音
- ・匂い
- ・食べ物
- ・天候
など
いろんなものが指摘されています。
男性よりも女性で多いこと、のほかに
最近では
肥満との関連がかなり注目されているそうです。
なかでも
やはり「ストレス」が偏頭痛の引き金のひとつで
脳の血管の動きが関係していると考えられています。
脳の血管というのは
ストレスに影響されてしまいます。
ココロやカラダの状況に応じて
脳の血管が縮んだり拡がったりして、
血液の流れを調節しているのです。
何らかの原因で
「セロトニン」という神経伝達物質が
多量に分泌されてしまうと血管は収縮します。
分泌がもっと進んでしまい
セロトニンが出なくなると
今度は逆に血管が広がってしまい
「炎症」によって痛みが起きてしまうのです。
肥満で偏頭痛リスクが上昇。
アメリカの医科大学の調査では
1カ月に14日以下の繰り返す偏頭痛(反復性片頭痛)のある大人を対象に
肥満との関連などを検討した結果、
普通体重の人に比べて肥満の人では
反復性片頭痛になるリスクが1.8倍に上った
と、報告しています。
この調査で、
肥満度が上がるほど
反復性片頭痛リスクは上昇したことが分かりました。
反復性片頭痛の治療は
肥満にならないための
「食事」や「運動」などの
生活習慣を正すことも重要だということになりました。
偏頭痛を治すために。
まずはストレスを緩和させる事が
偏頭痛に関係するセロトニンの影響を受けにくくさせます。
ストレスを軽減させには
カラダのリラックスが大切になってきます。
基本的に筋肉というのは
本来はすごく柔軟で血液の流れがスムーズなのです。
しかし凝り固まった筋肉があると
その筋肉はすごく緊張する事となり
そこにストレスが加わると
さらに強固なものになってしまうのです。
そうなると自律神経にももちろん影響がでてしまうので
カラダが興奮状態になってしまいます。
筋肉がゆるめば
身体もリラックスしてストレス軽減に繋がります。
よく、血流を良くしたら頭痛がひどくなってしまうと言われる事があって
筋肉を柔らかくして血流を良くしたら
頭痛が悪化してしまうのではないかと考えられがちです。
しかし、これが脳の血管にまで作用するかと言うと
そうではないと思うのです。
筋肉をゆるめる事で
脳の血管にまで影響があるのはほんのわずかな部分だと考えます。
それよりかは
カラダからストレスを軽減させる方が
脳の血管にいい影響を与える事が大きいと思います。
カラダがリラックスできれば
- ・血圧や心拍数
- ・皮膚の温度
- ・筋肉の緊張度
- ・脳波
などにも良い効果が現れます。
筋肉をゆるめていくストレッチは
偏頭痛に対して即効性はありませんが
根気よく続けてストレスを軽減できるようになっていくと
薬に頼らないで偏頭痛の症状を改善することになっていきます。
ストレッチはたくさん行なっても
「やり過ぎること」にはなりません。
ぜひ時間があれば
ゆっくりリラックスを心がけてやっていきましょう。
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