血管年齢の改善と若返りのNO(エヌオー)を増やす方法。
[もくじ]
「血管年齢」ってなに?
血管年齢というのは
血液が流れる血管の硬さの度合いを示したもので
だいたいは血管の硬さが何歳に相当するのかが指標として言われています。
血管は歳を重ねるにつれて弾力がなくなり、硬くなってしまうのです。
この血管年齢によって
動脈硬化がどのくらい起こっているのかの度合いが計れます。
血管年齢が高くなってしまうと血管は硬くなって、モロくなってしまいます。
また血管が破れやすくなるので
脳の血管疾患や心疾患のリスクが高まってしまうのです。
血管年齢が年相応、
あるいは実際の年齢よりも若ければ問題ないのですが
血管年齢が実年齢よりも10〜20歳も上である場合、
高血圧や糖尿病、高脂血症などの生活習慣病の疑いがでてきます。
また脳梗塞や心筋梗塞のリスクは高くなってしまうのです。
血管年齢を若くさせるには。
血管年齢はもちろん若い方が良いに決まっています。
血管年齢が若い方が血管が柔らかく、カンタンには破れたりしないのです。
血管年齢を若くする改善方法は
おもに「食事と運動」とされています。
さらに「睡眠」もカラダにストレスを作らないようにするので
けっこう大切になります。
そして血管年齢を若くする物質があるのですが
その物質は「NO」:エヌオーという物質。
「NO」は一酸化窒素のことです。
血管年齢を若返らせるためには
「血管内皮機能」を改善しなくてはいけません。
この血管内皮は、
NO(一酸化窒素)を分泌して血管を縮めたり拡げたりさせています。
血液内の血小板の異常なくっつきや塊を抑制してくれて血管を守ってくれています。
このNO分泌の機能が重要になってくるのです。
NOの分泌を高めるには。
この一酸化窒素物質は
普段、「運動」をしていると分泌されているのです。
だから運動というのは
ここでも大事な要素に繋がってくるのです。
そして食事の面では
「たまねぎ」が血管内皮機能の改善で役に立つそうなのです。
タマネギに多く含まれているポリフェノールの
特に抗酸化力(活性酸素の働きを抑える力)が強い「ケルセチン」。
ケルセチンは玉ねぎ1個分の51ミリグラムを摂ると
かなりの効果があるようなのです。
1日1個の玉ねぎ摂取で
約4週間でその効果が表れてくるそうなんです。
運動と食事以外でNOを増やす方法。
その素晴らしい働きをしてくれるNOを
運動や食事以外で増やすにはどうしたらいいのか?
なんとそれは
お風呂に浸かること。
41℃ぐらいのお湯に10分浸かって
体温を約1℃上昇させれば
その若返り物質のNOを分泌させることができるというのです。
運動も苦手、
たまねぎも苦手なひとは
この入浴での方法はめちゃくちゃカンタンなので
やらないのは非常にもったいないのです。
意外と寒い冬でも
シャワーで済ますって人はけっこう多いんです。
血管年齢は筋肉にも影響が…
この血管年齢は
生活習慣病のことだけではなく
「筋肉」にも同じことが言えます。
使っていない筋肉や
疲労困憊の筋肉の中にも血管は通っています。
その血管を若くして血流量を変えてあげると
筋肉に必要な酸素と栄養が増えるので
凝りや硬直が取れやすくなり、関節にかかる負担も減るという訳です。
固くなった筋肉は酸欠状態になって
その役割を全うしてくれないのですから
血管の柔軟性というのもすごく大切なのです。
血管の状態を変えるだけで
いろんな効果の恩恵を受けることができます。
お湯にしっかり入っての入浴をしなければいけません。
そして入浴後のストレッチは本当にゴールデンタイムです。
この際には筋肉と血管を柔らかくするんだという意識があったら最高です。
血管年齢とともに
しっかりカラダメンテしましょう☆
血管年齢の短い解説です。
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