なぜ寒い時は筋肉が固くなるのか。冬に凝りやすくなる原因とは。

寒いとなぜ筋肉が固まる?

By: Lyndon Hatherall
人間のカラダは
エネルギーを使って「熱」をつくり出すシステムを持っています。
そのシステムが働くおかげで
体温の保持もできているわけです。
カラダがつくり出す「熱」は
その大半が筋肉がつくり出していることをご存知ですか?
6割から7割は筋肉が熱を生みだし
残りの3割〜4割の熱産生は
肝臓や腎臓などからつくり出されています。
その筋肉が熱をつくり出すシステムは
筋肉が収縮する時なのです。
筋肉が収縮する時に熱を発生することを収縮熱といいます。
カラダを使って運動して
筋肉の収縮をたえず繰り返しているので
カラダが熱くなってくるのはこのためです。
だから外が寒いときなどの冬には
カラダが縮こまるようになっているのです。
筋肉をぎゅーっと縮こませて
熱を発生させて
体温を維持させようとするのです。
カラダにとって熱というのは
すごく大事なモノなのです。
カラダが冷えていては
いろいろな機能が働かなくなるので
筋肉を縮めて熱を作ろうとするのです。
免疫力を上げたい、強くしたい時にも
体温は上げた方がいいのです。

By: Tazrian Khan
風邪になってしまい
免疫を上げようとして
カラダはたくさんある筋肉を収縮させて
体温を上げようとさせます。
筋肉が収縮すると
もともと固く拘縮を起こしてる筋肉も
さらに硬直してしまいますので
風邪をひいて
節々が痛くなるということにもつながりやすいと考えます。
寒くなるということは
熱の発生をつくり出して
体温の維持などを行なうために
筋肉が固くなってしまうということになるのです。
寒い冬になると
肩こりがヒドくなったり
腰痛が起きやすくなるという
筋肉の凝りが悪さをする時期というものは
そういった熱をつくり出すシステムが
カラダには備わっているからなのです。
カラダメンテナンスのためには
筋肉にはそういうシステムもあるということを
知っておく事も大切です。
プロスポーツ選手の行なっているウォーミングアップは
カラダを温めるのと同時に
カラダの筋バランスを整えるのにも非常に参考になります。
※クルム伊達選手のウォーミングアップ動画
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