ハイヒールと腰痛の関係を解説。痛みを軽くする対策とは
「ハイヒールで腰が痛い」
そんな女性は多いのです。
もともと腰痛持ちなどで腰が悪いと
ハイヒールでさらに腰痛を悪化させてしまうことになります。
でもハイヒールを履かなくてはいけない…
ってケースもあるかと思います。
ハイヒールでも
ちゃんとした「歩き方」があるのです。
メンテナンスでは
ハイヒールを履く前と履いたあとに行なうケアを
行なうことが大切です。
それらの対策も解説します。
[もくじ]
ハイヒールで腰痛になる理由。
ハイヒールの靴を履くと
腰痛が起こりやすいのです。
さらに
普段、ヒールのある靴を履き慣れていないと
余計に腰を痛めやすくなってしまいます。
ハイヒールを履くとなぜ腰痛が起こるのか??
それは
ヒールが高いと、かかとが上がってくる分、
カラダの上体は「前」に倒れようとします。
かかとが上がると
重心が前側に移動するのです。
しかし、
このままでは前にカラダが倒れてしまうので
カラダはバランスをとって倒れないように調節します。
重心が前に移動するので
前傾姿勢になるものを
無理矢理うしろ側に持ってこようという働きが起きます。
そうなると
カラダの後ろ側の
腰〜背中、臀筋(でんきん:おしりの筋肉)は
当然のように緊張が強くなってしまいます。
ハムストリングという
太ももの裏側の筋肉にもチカラが入ります。
そのチカラが入った状態が
長ければ長いほど
ずーーーーと筋肉は緊張しっぱなし。
これって
腰に非常に負担をかけることになってしまうのです。
腰を痛める時は
腰の筋肉だけじゃなくて
こういった腰周辺の筋肉の緊張が、関係しているのです。
関連記事:腰痛の原因は太ももの筋肉も!
ハイヒールを履く時にすること
ヒールを履く際には
運動前と同じぐらいのストレッチ
が実際は必要になってきます。
もちろん「履いた後」もです。
運動で使う場合とは違いますが
弱い筋肉の緊張が長時間続くとなると
けっこう筋肉のダメージは大きいのです。
筋肉が常に収縮した状態が続くので
筋肉に送り込まれるはずの「酸素」と「栄養」が
血液の流れに乗って
筋肉内に入って来なくなってしまいます。
こうなると筋肉は酸欠状態となり
腰を支えられなくなり
腰の筋肉や腰椎の負担がもっと増えてしまうのです。
ハイヒールの腰痛対策。
先に述べたように
前傾姿勢になってしまうのを
カラダが倒れないようにすることで
背中、腰、おしり、ふともも、ふくらはぎの
筋肉の緊張がグググッと強くなります。
ココの筋肉のケアは必須です。
ヒールを履く前って
ストレッチすることは
なかなかムズカシイかもしれませんが
やっぱり
履く前にもケアをやっておくに越した事はありません。
さらにハイヒールを履いた後にも
この筋肉のケアは重要です。
筋肉に疲労が溜まっている状態ですし
緊張が続いてる筋肉の
ダメージを早く回復させるためには
筋肉をゆるめ
血液をどんどん筋肉内に送り込み
疲労物質を流してあげて
新しい酸素と栄養を届けるのです。
腰がイタい時は
腰だけではないのです。
腰痛に関連したこの背中〜おしり〜太もも〜ふくらはぎの
筋肉の拘縮をとらないと
腰に負担はずっとかかったままなのです。
ハイヒールでの歩き方。
ヒールの高いクツを履くと
何度も述べている通り
カラダが前に倒れないように、筋肉が過剰な緊張を起こします。
この時にどうしても
骨盤はうしろに行きがちになってしまうのです。
お尻がうしろに突き出た状態。
骨盤をうしろに持ってくることで
カラダの重心を移動させてしまうと
今度は余計に
腰〜背中の筋肉の緊張が強くなってしまいます。
「腰が反ってしまう状態」になるのです。
こうなると
腰、背中だけではなく
太もものウラのハムストリングの筋肉の緊張までも
さらに強くなるのです。
こんな状態は
腰痛に関連する筋肉の拘縮のオンパレード。
腰痛になる条件が最高潮にまで達します。
ハイヒールを履いている時は
できるだけ腰を「前に」と意識するのです。
さきほどのお尻が突き出た状態をなくするのです。
お尻を「前に」グッと押し出すように歩きます。
この状態の方が
自然のカラダの構造に近くなりますし
「姿勢」も美しくなります。
姿勢が崩れるカタチをとってしまうと
はやりどこかには、その代償が重くのしかかってきます。
ヒールを履く時は
骨盤を前に押し出すようにして
おしりの突き出た格好をしないようにするのです。
これで関連筋の過度な緊張は抑えられます。
腰だけではない
他の部分の筋肉の緊張が大きく影響するのです。
ヒールを履く機会には
ぜひお試し下さいませ。
ハイヒールの正しい歩き方動画。
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