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オスグッド(成長痛)

オスグッド

ヒザ成長痛の仕組み

膝関節の「成長痛」

別名、オスグッドシュラッター病。

カラダの成長と共に
骨は大きく伸びようとします。

その伸びようとしている骨に
邪魔をするものがあります。

それは「筋肉の硬直」

筋肉は骨と骨にくっついていますから
筋肉が硬い状態であれば
伸びようとしている骨の逆方向へ
圧迫をかけてしまうのです。

その負担をもろに受けてしまうのが関節なのです。

特に膝はその負担が顕著に出ます。

成長期には
骨はぐんぐん伸びようとしているので
その伸びていく骨に対応できる
柔軟性のある筋肉でなければいけないのです。

ちゃんと筋肉が柔軟な状態であれば
伸びようとしている骨にしっかり対応できて
ヒザの関節などに負担がかからないで成長できるのです。

特にヒザに負担をかける筋肉は
太ももの前側の筋肉「大腿四頭筋」の影響が大きいです。
オスグッド

そして、次にふくらはぎの筋肉。

これらの筋肉が硬いと
常に膝関節には負担がかかりっぱなし。

そこに骨の成長が加わると
余計に引っ張られてしまうのです。

そしてなぜそこが硬くなってしまうのか。
それは
使えていない、サボっている筋肉がいるからです。
サボり筋は主に内転筋とハムストリングスの内側です。
これらが弱っていたり使えていない状態だと
大腿四頭筋や太ももの外側の筋肉が
めちゃめちゃ働かざるをえない状態となって
緊張が強い筋肉になってしまうのです。

その結果、
膝関節に大きなストレスがかかるのです。

オスグッドになって整形外科に行くと
「高校生になれば治る」と言われ、
あまり治療してもらえないのが実情です。

でも、痛くて練習ができないし、
ひざの出っ張りが大きくなっていき、
高校生になっても痛みがずっと残ったまま
という方はたくさんいます。

 

ひざ痛とサポーター

オスグッド
オスグッドの痛みで
サポーターを探す人たちも多くいますが

サポーターをつけて痛みが軽くなっても
オスグッドが良くなっているわけではないのです。

疲労しっぱなしの拘縮した筋肉が
ヒザに悪さをしているのです。

だからサポーターをつけても
その悪さをしている筋肉の拘縮はとることはできません。

サポーターは筋肉の補助をしてくれますが
その補助をずっと受け続けていると
筋肉がそのサポーターの補助に頼ってしまい
拘縮がさらに強くなってしまうのです。

 

成長痛の根本的な改善方法

オスグッド
その負担を減らす為に
筋肉の拘縮をまずはとってあげることが重要です。

筋肉の拘縮をとってあげれば
骨、関節に余裕が生まれます。

そうなると
ヒザの炎症を抑えて痛みは軽減します。

こういった関節の痛みというのは
骨、関節だけの問題ではないのです。

支配している筋肉、
関係している筋肉をみなければいけないんです。

成長する時期というのは
そういう負担が関節部分には大きく負荷になりやすいのです。

しかし、筋肉が柔軟で
しっかりいろいろな負荷に対応できる状態であれば
本来の何の問題もないという状態になります。

先述しましたが
ヒザの場合だと
大腿四頭筋と下腿筋の影響が大きいのです。

大腿四頭筋というのは
太ももの前側の筋肉。

この大腿四頭筋
骨盤から始まってヒザのお皿を囲んでスネのところまで繋がっているのです。
膝を支配している筋肉は
そのほとんどが股関節をまたいでいます。

ですので
股関節の動きも良くしなければいけません。
これは大きなポイントとなります。

そして見落としがちな部分ですが
下腿筋というふくらはぎの筋肉もまた重要なところなのです。

この筋肉もまたヒザの曲げ伸ばしや
ひねる動作にも対応できなければ
ダイレクトでヒザに負担がのしかかってきます。

オスグッドの施術では
これらの筋肉にアプローチをかけていきます。

その拘縮をいかに早く取り除けるかが重要です。

そして筋肉を使える状態にします。

 

サポーターは
どうしても動かなければいけない場合のみ
使用して
それ以外はすぐに取っ払いましょう。

成長痛の本当の原因は
筋肉からということを意識しておいてください。

ひざの痛みに効果的なエクササイズがあります。