仮眠で疲れを取る!最適な時間は?仮眠で夜の睡眠にも影響が
お昼ご飯を食べて
「さあこれからまたひと仕事!」
って時に
めちゃくちゃ眠たくなってきた…
我慢できない眠気に襲われてる…
そんな時に思いつくのは
カフェインを摂ってしまえば、脳に喝!が入って
眠気を吹き飛ばしてくれる気もします。
でも、カフェインの取り過ぎにも注意しなくちゃいけない。
そういうとき、どうすればいいと思います??
その答えはカンタンで
“仮眠”をとってしまえばいいのです。
いわゆる「昼寝」とも言います。
仮眠を取ることで、体力の回復やストレスの軽減にもつながり、
暑い夏では、熱中症のリスクを減らすことができます。
[もくじ]
眠たくなってしまう理由
脳をフル回転させた時は
「アデノシン」という物質が溜まってしまいます。
このアデノシンが、眠気の元、「睡眠物質」なのです。
脳の中にアデノシンが溜まり、ある程度のレベルを超えてくると「睡眠中枢」に連絡がいきます。
「アデノシンめっちゃ増えてるわ!」
この連絡を受けた睡眠中枢は
「そんなに増えたん!?それじゃ脳を休ませてちょっとアデノシンを減らしますよー」
という「決断」と「実行」を行なって
ホントは寝たくもないのに、眠たくなってしまうのです。
コレが急に眠たくなる原因です。
そこで
ある程度の睡眠を取れば
アデノシンの数が減って疲労回復して、厄介な眠気がなくなったりします。
仮眠の最適な時間ルール
眠気物質のアデノシンを減らして、眠気を無くするためには
仮眠をとるのが効果的ですが
当然、あまり昼寝時間を取り過ぎるのも良くありません。
ちゃんと仮眠にはルールがあるのです。
睡眠のステージ
睡眠にはいくつかのステージがあって
- ①.覚醒
- ②.うとうと
- ③.すやすや
- ④.ぐっすり
①の覚醒からはじまり、②うとうとと眠たくなって
ステージ③では、もう睡眠が深くなりかけて
④のステージでは最も深い眠りになっていきます。
仮眠ではステージ②まで
仮眠をとるのであれば
ステージ②の「うとうと」までに留めておく必要があります。
これ以上深いステージに眠りに入ると、睡眠慣性といって
目覚めた後にも残眠感が残ってしまい、しっかりアタマが働きません。
パソコンで言うと、まさに「スリープ状態」
電源入ってるけど動きません、みたいな。
そして
このステージ②ぐらいの深さの睡眠になるまでの時間は
約20分を要します。
ということで「仮眠は20分以上とってはいけない」というルールがあるのです。
理想的な仮眠時間は 15~30分 です。
この時間内であれば、脳をリフレッシュさせ、覚醒効果を得ることができます。
30分を超えると深い睡眠に入ってしまい、目覚めが悪くなることがあります。
仮眠を取る際は、
椅子に座ったままや机に伏せるなど、横にならない姿勢をおすすめします!
眠り過ぎないためのテクニック
仮眠で眠り過ぎると
先ほど出てきた「アデノシン」が減り過ぎてしまい、
今度は、夜に眠れなくなってしまいます。
アデノシンという物質を、しっかりモニタリングしている「受容体」ってのが存在しています。
そして
この受容体に作用してくれるのが「カフェイン」
カフェインは
アデノシンの数をごまかしてくれているのです。
だから
カフェインで一時的に眠気が治まっても、アデノシンの量は変わっていないのです。
だからまずは
眠り過ぎないために、イスに座ったままで仮眠をとります。
そして
仮眠に入る前にカフェインを摂ります。
ここはコーヒーが一般的です。
カフェインを摂取すると
吸収されて受容体とくっつくにはちょうど約20分なのです。
ウマくできていますね。
- ・深くなりすぎない仮眠の時間20分。
- ・カフェイン吸収までの時間20分。
仮眠を取る時は
これらのことを意識して行ないましょう。
また、仮眠前にカフェインを摂取すると、目覚めがスッキリしやすくなります。
仮眠後も活動量をパワーアップして
さらにいい仕事や勉強をしましょう。
そして
夜の睡眠も速やかにできるイイ循環にカラダを持っていきましょう!
↓この動画、ちゃんと20分後に起こしてくれます!
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。