瞑想は正しいやり方で疲労回復効果が。その方法とは。
「瞑想」って聞くと
少しスピリチュアルなイメージで
マニアックな印象が強いかもしれませんが
意外と誰でもできる
「リフレッシュ方法」
でもあります。
小難しく考える必要はなくて
「ココロを無にする」ことに少しでも近づければ
精神状態がリセットされて
ココロだけではなく
カラダの疲れも回復に向かうのです。
[もくじ]
瞑想ってどんなことをする?
瞑想を行なう目的は2つあって
ひとつは
ココロに何の想いも雑念もない
無念無想の世界へ向かうこと。
もうひとつは
森羅万象(しんらばんしょう)すべてと一体になること。
あらゆる現象、宇宙に存在する一切のものと
一体になることを指します。
これを聞くとちょっとムズカシイですが
まずはもっとカジュアルに捉えて
ココロを「無」にすることに
ちょっとでも近づけるようにします。
そうすると
精神状態がリセットされていくことができるのです。
いきなり瞑想の境地を目指すことは無理なのです。
だからもうちょっとカンタンに考えてもいいと思います。
ちなみに瞑想と妄想はまったく違うものです。
瞑想って宗教的で怪しい?
日本人って
宗教に対する「抵抗感」みたいなものが
けっこう強すぎるのだそうです。
瞑想を敬遠してしまうヒトも多いのですが
実践しているヒトの多くは
精神的な面
健康的な面でも
好影響を実感しているのです。
最近では
瞑想がもたらすカラダへの影響も研究されていて
科学的な根拠も示されている結果もあります。
アメリカでは
瞑想をもとにした訓練法や
マインドフルネス(仏教における瞑想の主要な技術の一つ)を
採用する企業が増えてきているそうです。
宗教などは関係なく
誰でもできるリラックス法なのです。
瞑想で疲労回復できる?
普段の生活では
「考えすぎ」
っていう状況がイヤでも起こってしまっています。
目に入ってくる情報もたくさんありすぎるし
そんなことでたくさんの自我や雑念が生まれています。
そうなるとココロの滞りが起きて
いつの間にか「呼吸」も安定しなくなり
「筋肉の緊張」が起こり、
血液やリンパの流れも悪くなってしまいます。
こういった疲労の原因は
瞑想によって「呼吸のみ」に意識を集中するので
自我や雑念の入りにくい状態をつくれます。
そんな状態にしておけば
カラダとココロの疲れは回復に向かっていきます。
睡眠と瞑想の違いとは?
目を閉じているので
「寝てしまえば瞑想と同じじゃない?」
って思ってしまいますが
この睡眠と瞑想って
まったくの別ものなのです。
睡眠というのは
意識してその状態にはなれません。
カラダが陥ってしまうものになります。
だから意識はほぼシャットアウトしています。
対して瞑想は
呼吸法を使って集中力を高めているので
意識が覚醒(かくせい)している状態になっています。
だからこのふたつは全く違うものなのです。
瞑想の正しい基本的なやり方
瞑想ポーズ
瞑想のポーズに決まったルールはありませんが
ポイントとなる部分はあります。
胡座(あぐら)をかいたり
蓮華座(れんげざ)の姿勢はオースドックスなカタチです。
蓮華座↓
この蓮華座は本格的ですが
無理しておこなう必要はありません。
クッションなどを敷いてもオッケーです。
背中が丸まることや
緩んだ姿勢のままだと良くありません。
日常からの意識の切り替えがムズカしくなります。
背すじを伸ばして
自分自身を律する姿勢で行ないます。
そうすることで
気持ちが呼吸のみに集中しやすくできるのです。
呼吸法
目を閉じて
大きくゆったりとした呼吸を続けていきます。
息づかいだけを感じながら。
呼吸がゆっくりになると
精神のリズムも同調して穏やかになってきます。
ココロの乱れがなくなるので
さらに瞑想に入りやすくなります。
大きなポイントは「腹式呼吸」
瞑想中は
息を吸う時にお腹を膨らませて
息を吐く時にお腹を凹ませます。
ほとんどの場合
日頃は胸式呼吸を行なっているので
ひと呼吸ひと呼吸、
お腹を凸凹させるので
慣れない分呼吸には集中しやすくなります。
呼吸で腹式呼吸を意識すると
お腹の中のインナーマッスルが動くので
自然と背すじも伸びてきます。
ちなみに
このインナーマッスルが鍛えられると
腹圧が高まるので腰痛の予防にもなります。
慣れてくれば
呼吸もうまくできるようになり
姿勢もキレイな状態をキープできます。
瞑想のやり方4ステップ
[STEP1]
静かな場所を選び、胡座(あぐら)をかく。ヒザの真下にくるぶしが来るように意識する。
[STEP2]
両手の甲をヒザ上に置いて静かに目を閉じる。(半眼)
[STEP3]
深呼吸。鼻から息を吸いながらお腹を膨らませる。鼻から吐きながらお腹を凹ませる。
[STEP4]
目を閉じて呼吸だけを感じる。次第にリラックスし、思考が遠ざかる。
瞑想をウマくやるコツ
瞑想を行なうのにベストな時間は
睡眠をとってから。
つまり朝がイチバン良い。
特に午前中に行なう事で
1日の気分がまったく変わります。
夜に瞑想を行なうと
眠気に引っ張られるので効果が期待できなくなります。
しかし朝と言っても
寝起きのままの髪はボサボサで
アタマがぼーっとしていてはダメ。
ちゃんと顔を洗って
歯を磨いてパジャマを瞑想ウェアに着替えて
身だしなみを整えることが大事です。
不快な感じがあると
イイ状態の瞑想ができず
気持ちの切り替えができなく効果が薄くなってしまいます。
人間は20分集中できるので
20分続けられるのがイイのですが
時間がない場合は5分だけでもリフレッシュが期待できます。
効果が高まる瞑想アイテム
ヨガ、瞑想向けの携帯バーム。
シダーウッドやマンダリン、
ジンジャーなどの香りがブレンドされていて
こめかみや首筋、手首につけて深呼吸すると森林浴を感じられます。
マインドバーム ヨガ&メディテーション |
慣れたらレベルを上げる!
瞑想に慣れてきたら
何度の高い呼吸法にもチャレンジしてみましょう。
クンバカ
クンバカは息を止める事を意味します。
ヨガの呼吸法のひとつ。
息を吸い込み、
ギリギリまで我慢して
「息を止める・吐く」という動作を
何回か繰り返す事で集中力が研ぎ澄まされたり
自律神経が整えられるといった効果があります。
生きるうえで不可欠な呼吸。
その呼吸をひとつのことに専念するための効果的なメソッドです。
クンバカは
カラダに負担がかかるので頻繁に行なわないことを注意します。
ウジャイ
ウジャイとは「チカラの支配」を意味する呼吸法です。
喉を狭めて気管を細くして
ダースベイダーの声のようなイメージで
息を鼻から吸って鼻から吐きます。
発せられる呼吸音に集中することで
全身に呼吸が浸透していくのを実感できます。
深いリラックス効果も感じられます。
呼吸音をわざと出しますが
呼吸法をマスターすれば音を出す必要はなくなります。
呼吸だけを感じられるように。
【瞑想のためのリラックス音楽】
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