活性酸素を除去させる食品,飲み物。筋肉ダメージを最小限に
活性酸素は筋肉にダメージを与えてしまいます。
手っ取り早く活性酸素を取り除かなければ
ダメージの受けた筋肉はもちろんのこと、
スムーズな疲労回復は困難になってくるのです。
その活性酸素の
くわしいことは後に解説するとして
まずは
活性酸素を除去させる食事について述べていきます。
[もくじ]
活性酸素を除去する食べ物・飲み物。
特に
有酸素運動系のランニングや
ジョギングでは
その疲労回復のために
活性酸素の問題が最重要になってきます。
活性酸素を除去させるためには
まず食事に気をつけなければいけません。
抗酸化作用の強い成分
を含んでいる食べ物を
積極的に摂取することが大切です。
抗酸化作用が高いものとしては…
サケ
カニ
エビ
これらには
「アスタキサンチン」
という天然の色素が含まれています。
緑茶
に多い「カテキン」、
タマネギ
リンゴ
の成分でもある
「ケルセチン」などのフラボノイド。
これらを食事の中に取り入れれば
活性酸素による影響を軽減できるのです。
また
「ケルセチン」には
ミトコンドリアを活性化する働きもあり
エネルギー供給が
よりスムーズに行なえるようになるので
疲れにくい体になります。
食事で注意すること。
そして
活性酸素を除去する能力に長けている
と言われるのは
「ビタミンC」
「ビタミンE」
ですが
これらを過剰に摂取してしまうと
カラダに悪影響を及ぼすことがあるので
注意が必要です。
活性酸素を全て取り除こう
と考えるのではないのです。
ニンゲンのカラダは多少のストレスがあることで
それに対する防御態勢を整えることができるのです。
つまり、
活性酸素がカラダに多少あることで
これを防御するシステムを保持することを
続けられるのです。
ビタミンCやビタミンEを摂り過ぎると
この防御システムが
どんどん劣化してしまうことになるのです。
ビタミンCなら1日100ミリグラム、
ビタミンEは1日7ミリグラム
が目安ですので
必要な量に留めておきましょう。
筋肉にダメージを与える活性酸素。
上記で
「活性酸素を除去する食べ物」
を紹介しましたが
ここからは
活性酸素がなぜ筋肉にダメージを及ぼすのか
を解説します。
激しい有酸素運動では100倍!!
クエン酸回路という糖質と脂質を使って
エネルギー供給させているシステムを
有酸素運動では使っているのですが
このクエン酸回路で
再合成を行なっていくと
「宿命的」に活性酸素ができてしまうのです。
もう仕方がないことなのです…。
活性酸素は
通常より電子がひとつ少ない酸素で
少量であれば細菌に取り付いて無害化する
などの良い影響があるのです。
しかし、
大量に活性酸素が発生すると
体内の細胞から電子を奪って安定しよう
とします。
電子が奪われる、
細胞が破壊される
ことになってしまい
機能低下に陥ってしまうのです。
筋肉の損傷にもつながってしまうことになります。
筋肉細胞の膜が破壊されてつぶれてしまうのです。
活性酸素は
筋肉疲労の大きな原因になっています。
激しい有酸素運動では
通常の100倍もの活性酸素が筋肉でできてしまうのです。
カルシウムの過剰蓄積って良くない。
筋肉の細胞内には
「小胞体」という器官があります。
この小胞体の中に
カルシウムが入っていて
このカルシウムが
筋肉収縮のスイッチの役割を担っています。
小胞体から細胞内へカルシウムが飛び出すと
それをきっかけに筋肉は縮みます。
役目を終えたカルシウムは
再び小胞体の中へ帰ります。
…ちょっとイメージしにくいですね。
でも続けます。笑
ところが活性酸素が増えると
小胞体へ戻るための入り口が壊されてしまって
カルシウムが帰れなくなってしまうのです。
そうなると
筋肉内にカルシウムが過剰に蓄積されることになり
筋肉は収縮しようと常に働いてしまい
筋肉の痙攣(けいれん)や
筋肉の硬化が起こってしまうのです。
カルシウムの過剰蓄積ってのは
筋肉に良くない状況を与えてしまうことになるのです…。
ちょっとわかりやすいかもしれない動画です。↓
【筋収縮のメカニズム】
筋肉のダメージを最小限にして
健全な筋肉の働きを保つためには
最初に解説した
「活性酸素を除去する食事」が
とっても重要になってくるのです。
疲労は素早く除去させて
常にカラダには良いコンディショニングで
高いパフォーマンスを出せるようにしておきましょう。
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