筋肉の水分量は血液よりも多い!!脂肪は水分を含んでないアブラ…
カラダは何からできているのか?
筋肉は、主にタンパク質でできていますが
そこに含まれる水分は、想像以上に多く含まれています。
血液だけが
身体の水分を補っているわけではないのです。
水分が少なくなると
身体にはいろんな悪影響が出てしまうのです。
[もくじ]
人間の”生命と水分”
最近の知識として
当たり前になってきましたが
カラダってのは
水分がスゴく多いというコト。
以前、テレビコマーシャルでもよく言っていました。
「身体の水分が不足するとパフォーマンスが低下する」
パフォーマンスが落ちてしまうほど
カラダにとって大事な「水分」
水分不足に陥ると
-
- 集中力の低下
- 筋肉が硬くなる
- 肉離れなどのケガに繋がりやすくなる
- 疲れが抜けにくくなる
- 体温調節機能の低下
- 筋力(運動能力)の低下
など
いろいろとカラダの機能に悪影響が出てしまうのです。
ニンゲンが水分を全く摂らないで(飲まず食わず)
普通の生活ができるのは、
たったの4〜5日が限界。
もし、水分を取らない状態で
「陸上競技」をした場合は
2.5時間しか「生命保持」ができないのです。
ヒトってのは、
水なしには生きていけないのです。
筋肉の水分含有量ってスゴい!!
そのニンゲンのカラダにある水分は約 61.1%
あと残りは…
タンパク質:17.0%
脂肪:13.8%
無機質:6.1%
炭水化物:1.5%
そして
この水分量は
残念なことに年齢とともに減少していくのです。
受精卵の時は
ほぼ100%が水分です。
赤ちゃんになると65〜75%
幼児から中学生までは70%
成人では60%になり、
高齢者だと50〜55%まで減少してしまいます。
この水分って、
だいたいは「血液」なんだろうと思われがちですが
血液は平均4.8kgしか存在していない
のです。
その血液に含まれる水分量は約4ℓなのです。
では
どこにその水分が多く含まれているのかというと
それは「筋肉」なのです。
筋肉というのは、
約75.6%が水分なのです。
筋肉の重さは約25kgあります。
よって水分量は多くて19ℓも含まれているのです。
高齢者になると
貯水池である筋肉の量が減ってしまうので
必然的に水分量も減ってしまうのです。
脂肪は潤ってなんかいない
よくぽっちゃりしているヒトは
なんだか水分が多そうなイメージですが
脂肪には、ほとんど水分が含まれていません。
6kgの脂肪がカラダにあるとすると
含まれる水分量はたったの0.6ℓ…。
水と油(脂)という言葉の通り、
全く反対のものになってしまっているのです。
同じ体重で「筋肉質な男子」と「ぽっちゃり女子」では
しっかりと潤っているのは、断然に男子の方なのです。
筋肉には水分がめちゃくちゃ大事な理由
筋肉は多く水分を含んでいるので
脱水状態になってしまうと
筋肉の働きが悪くなってしまいます。
筋肉によって生み出されるパワーが減って
筋肉疲労も起きやすく、
疲労の回復も遅くなってしまいます。
また本来は
柔軟である筋肉が硬くなってしまうことで
その筋肉が支配している関節に負担がかかります。
ケガや関節を痛めてしまう可能性が
水分を失うことでも大きくなってしまうのです。
ふくらはぎがよくつったりする
「こむら返り」
にも、この水分不足の疑いがあるケースが多いのです。
水分の低下とともに
ミネラルが足りなくなると、
筋肉が痙攣してしまうのです。
硬い筋肉と柔らかい筋肉の水分量は?
硬く拘縮した筋肉と、柔らかくしなやかな筋肉では水分量に違いがあります。
拘縮した筋肉は、関節が動かされる機会が減少することで硬くなり
その結果、関節の動きが制限された状態になります。
その状態では、血液によって筋肉に栄養、水分、酸素が運ばれてこないのです。
それらが運ばれて来ないと、筋肉がさらに拘縮を起こし、余計に運ばれて来なくなり
負のループに突入してしまいます。
筋肉は、血流が改善されることで組織の水分量が増え、活動してくれます。
一方で、柔らかくしなやかな筋肉は、
水分を多く含むことができ、その含有量は通常の約75%〜80%にもなります。
筋肉の柔軟性は水分量に大きく影響され、水分が豊富な筋肉は伸縮性があり、動きやすくなります。
逆に、水分量が少ないと筋肉は硬くなり、伸縮性が失われ、怪我のリスクが高まる可能性があります。
したがって、筋肉を柔らかく保つためには、適切な水分補給がとても重要なのです。
筋肉内の水分量を増やす方法
筋肉内の水分量を増やす方法は、いくつかのポイントがあります。
以下の方法を参考にしてみてください。
❶ 十分な水分摂取
筋肉は約80%が水分で構成されているため、適切な水分補給が必要です。
体重に応じて必要な水分量は異なりますが、一般的には1日に最低でも2リットルの水を摂取することが推奨されています。
❷ バランスの良い食事
水分だけでなく、筋肉の合成に必要なタンパク質や、
水分保持に役立つ電解質(ナトリウム、カリウムなど)を含む食事を心がけましょう。
❸ 筋トレ(運動)
筋肉量を増やすことで、筋肉が保持できる水分量も増えます。
適度な筋力トレーニングを行い、筋肉を発達させ、しっかり機能させることが重要です。
❹ 適切な休息
筋肉の回復と成長には十分な休息が必要です。
トレーニング後はしっかりと休息を取り、筋肉の修復を促しましょう。
硬くなった筋肉をしっかりとゆるめて、疲労した筋肉にたっぷりと水分、栄養、酸素を送り込みましょう。
❺ 水分補給のタイミング
運動中や運動後の水分補給は特に重要です。
運動による発汗で失われた水分を補うことで、筋肉の機能を維持し、パフォーマンスの低下を防ぎます。
これらの方法を組み合わせて実践することで、筋肉内の水分量を効果的に増やすことができるでしょう。
また、個人の体調や活動レベルに応じて水分摂取量を調整することが大切です。
夏には汗をかいて、水分が不足し
冬では逆に寒いから、水分を摂らなくなることが多くなります。
寒い冬にも、しっかり水分を意識して補給するようにしていきましょう。
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